会社のお金の動きを記録する『日商簿記検定』とは
2014/03/28
- 誰でも取得でき、あらゆるビジネスに役立ちます!
- 簿記とは、企業の経営活動を帳簿に記録していくことを指します。経理担当者にのみ必要なスキルのように感じてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、企業の物やお金の流れを記録するスキルですので、働く人すべてに関ってくる知識であるといえます。
例えば、営業担当者がお取引先の財務状況を知る上でも役立ちますし、コスト感覚も養うことができます。
その他、総務部門、マーケティング部門、商品開発部門など、物とお金に関わる職種であれば、どのような職場であっても必ず役に立ちます。
- 企業での評価も高い人気資格
- 簿記の能力を認定する試験はいくつかありますが、最も社会的認知度の高い検定が「日商簿記検定」(日本商工会議所主催)です。非常に人気の高い資格で、例年40〜60万人(延べ人数)もの人々が受験しています。
会計の数字を理解することは、日々の仕事と密接につながっており、特に2級以上の資格取得は企業も高く評価しています。また、誰でも受験でき、比較的取得しやすいのも大きな魅力。「何か資格を取りたい」と思っている方には、ぜひおすすめです。取っておいて損はありません。
- 会計スペシャリストへの道が開けます
- 税理士や公認会計士、中小企業診断士など、会計知識を必要とする上位資格を目指すうえで、簿記の資格取得は有効です。
簿記1級に合格すれば、会計のスペシャリストとして活躍できるほか、税理士試験の受験資格も得られますから、将来のさらなるステップアップにも役立ちます。
- 試験の概要
- 受験資格:年齢、学歴等の制限はありません。
試験日:
3級・2級・・・毎年6月・11月・2月の年3回(※3級と2級の併願受験も可能です。)
1級・・・・・・・・・毎年6月・11月の年2回
試験時間:
3級・2級・・・2時間
1級・・・・・・・・・3時間
試験内容:
すべて筆記試験により実施されます(電卓・そろばんの持込可)
3級試験
【こんな方におすすめ】
初めて簿記を学ぶ方
経理の補助者として簿記実務に携わる方
基礎的なビジネススキルを身につけたい新入社員
【科目】
商業簿記
【学習内容】
簿記の基本知識を学びます。経理関連書類の読み取りができ、取引先企業の
経営状況を数字から理解できるようになります。営業部門、管理部門に必要な
知識として評価する企業が増えています。
2級試験
【こんな方におすすめ】
検定3級に合格された方
簿記の知識を実務で活用したい方
企業の経理・会計担当の方
就職・転職・再就職に有利な資格を取りたい方
【科目】
商業簿記
工業簿記
【学習内容】
株式会社の会計処理と、製造業で用いられる工業簿記を学習します。財務諸表
を読む力が身につき、企業の経営状況を把握できるようになるため、企業の評
価も高く、即戦力としての活躍も期待されます。
1級試験
【こんな方におすすめ】
企業の会計・経理の指導的地位を目指す方
税理士や公認会計士等の国家資格を目指す方
【科目】
商業簿記
工業簿記
原価計算
会計学
【学習内容】
企業経理のスペシャリストをめざし、商業簿記、工業簿記に加えて原価計算、
会計学を学び、経営管理や経営分析ができるまでの高度な知識を習得します。
1級を取得することで、国家資格である税理士の受験資格を得られます。
合格基準:
3級・2級・・・70%以上
1級・・・・・・70%以上かつ各科目40%以上取得
受験手数料:
1級7,500円
2級4,500円
3級2,500円
試験実施機関:日本商工会議所
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実務にも活用、簿記会計のベーシックコース
- 日商簿記検定受験講座 2級4カ月コース
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簿記実務の習得から検定2級合格まで